洋服で色を考えるときのように、きもののコーディネートも色で印象はかなり変わります。の著者・河村公美さんのスタイルは、「自分に限りなく近いと思う無地系のきものに、今の気分に添う抽象的な柄の帯、季節感を表す小物」を組み合わせるのが基本。

そして、きものは言ってみれば布一枚、体のうえで大きな面積を占めるものなので、帯締めや帯揚げひとつで印象がガラリと変わります。
「小物は、“なじませる”か“効かせる”かで選びます。帯からどう色を引き出すか、いろいろな色の帯締めを帯にのせ、どれがいいのか考えているときがまた、楽しいのです」(公美さん)。

ベースは黒の江戸小紋と、レース模様の名古屋帯。左は帯の中から薄い黄色を引き出した帯締めに、淡い紫がかった帯揚げの「なじませ」コーデ。右は、帯の焦げ茶色に寄せた帯締め、アプリコット色の帯揚げで「効かせた」コーデ。
紺地に細かいナンミンタマ模様が入った夏の織りものに、生成り色の名古屋帯を合わせて。柄の入った帯締めと爽やかなブルーの帯揚げで清涼感を演出。
上と同じきものに、御所解文様が描かれた紗紬の名古屋帯を。古典柄ながら、同色系の帯締めとなじみ色の帯揚げで、スッキリ洗練された着こなしに。

きものには、着付けという問題、髪をどうするか問題、季節のルール問題、お天気問題、収納問題・・・・・・ と数々のハードルがありますが、ちょっと知るとどれもそんなに大きな問題でないことに気づくはず。

「きものを着ていくだけで喜んでもらえる」。
そんな経験のある人は多いと思います。レストランでもちょっといい席に通してもらえたり。何より、着ている自分が楽しい、それがきもののいいところです。そんな気持ちをたくさんの人に感じてほしい、「もっと普段からきものを着てほしい」というのが、公美さんの願いです。
(担当編集者より)

第1回「きものは洋服を楽しむように『ワントーンコーデ』でもいい」はこちら>> 

 
 

素敵な着姿には理由がありました
きものと帯の合わせ方、帯揚げと帯締めの組み合わせ、羽織やコートのバランス・・・・・ちょっとしたことだけど意外と知らなかったコツとルールを、公美さん自身のきものワードローブから、ご紹介します。

河村 公美 
定価1900円(税別)
2017年4月13日刊
ISBN 978-4-06-299871-0

 

 

『美しいキモノ・アカデミー』 春の講座 開催!

【特別講義】 河村公美さん 「私のきもの愛」
『美しいキモノ』ミューズである河村公美さんが、洗練された着こなしの秘密、コーディネートのポイント、自身のきものヒストリーを語ります! 実際の公美さんの着姿を間近で見られるチャンスです。

日時 2017年5月27日(土) 13:00~14:30
会場 ハースト婦人画報社3階
定員 40名
受講料 3000円(サイン入り『毎日、きもの』付き)

お申し込み の「WHAT’S NEW」からご応募ください。

締め切り 4月23日(日)


【主催】『美しいキモノ』編集部
【問い合わせ先】ハースト婦人画報社イベント担当
[email protected]  tel.03-6384-5171


写真/『毎日、きもの』より 取材・文/山本忍(講談社)