BARONさんからの質問
Q.
年々、生理による貧血が重くなる。体質改善したい!

若い時から生理の出血の量が多く貧血なのですが、45歳を過ぎた今では、ホルモンバランスの乱れもありひと月に2度生理になることもあり、余計に貧血もひどくて……。それプラス、生理前から必ず腰痛にも悩まされています。体力的にも衰え気味で体質改善したいと思っているのですが、貧血気味で気分も落ち込みやすく元気のない日々を過ごしております。貧血改善には、薬以外で良くなる方法はないでしょうか?

特別ゲスト 対馬ルリ子先生の回答
A.
低用量ピルを飲めば、貧血は必ず改善しますよ!

月経量が多いと、体が血液を作る量に間に合わなくなり、それで貧血が起こるのです。とくに40代後半になるとしょっちゅう月経が来る頻発月経になりやすくなって、貧血に悩まされる人がいます。そんな場合は婦人科に行って、低用量ピルを処方してもらうといいでしょう。低用量ピルを飲むと、月経が28日周期になるだけでなく、月経量が半分になりますから。

血液は酸素を運ぶのが仕事。つまり貧血とは酸素不足で生活しているということですから、頭も働かなくなってくるし、免疫も落ちるし、お肌や髪も痛んできます。体だけでなく心や見た目にもダメージが出てくるのに、それを何十年も放っていたなんて……!

でもピルを飲めば、生理周期も順調になり、必ず貧血は改善されるでしょう。その結果、お肌も調子がよくなったり、体全体が元気になってきますよ、きっと。

「ピルはいつまで飲めるの?」という質問もよくされますが、平均の閉経年齢である50歳ぐらいまで可能と考えてもいいのです。その後、60歳ぐらいまではホルモン補充療法に切り替えて続けられるのがオススメですね。女性ホルモンを補充することで、肌にもいい影響があるだけでなく、女性に多い認知症や骨粗鬆症による骨折を防止する効果も期待できます。また性生活も続けられるので、ヨーロッパでは60歳を過ぎても少量の補充を続けられる人も多いのですよ。

日本女性は、平均寿命が86.61歳なのに対して、健康寿命は74.21歳です。つまり、13年近くも寝たきりなど健康でない状態で生きているということ! それではもったいなさすぎますよね。

薬はできるだけ飲みたくないなどと言っていてはもったいない。見た目が老けてしまうだけでなく、不健康で人生を楽しめない状態で残りの人生を送ることになってしまうかもしれません。毎年検診を受け、栄養もしっかり摂り、運動、心のケアもして、さらにピルや女性ホルモン補充、漢方など医学的ケアも取り入れる。そうやって、日本女性にも、ずっと輝き続ける人生を送ってもらいたいと思います!

いかがですか?
対馬先生の回答、ぜひご参考になさってください。

PROFILE
  • 対馬 ルリ子(つしまるりこ) 1984年、弘前大学医学部卒業。東京大学医学部産婦人科学教室助手、都立墨東病院周産期センター産婦人科医長などを経て、2002年にウィミンズ・ウェルネス銀座グリニックを開院。2003年に、女性外来を普及させるため「女性医療ネットワーク」を設立する。全国の約600名の女性医師、女性医療者と連携し、女性の生涯にわたる健康維持のため、様々な情報発信・啓発活動をおこなっている。『』(マガジンハウス)など、著書も多数ある。 この人の回答一覧を見る
  • 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る