今年モデルとして新たなステージへと移った“はまじ”こと浜島直子さん。同世代の女性たちから絶大な人気を誇る彼女の魅力のひとつが、自然体のファッションとライフスタイル。今に至るまでの苦労(⁉)と今のファッション観について教えていただきました。

浜島直子 1976年 北海道生まれ。18歳でデビューし、”はまじ”の愛称で親しまれる人気モデルに。ブログやで紹介される飾らないライフスタイルにも注目が集まる。モデルとして活動する一方で、TBS『』ナビゲーター、bayfm『』MC、夫・アベカズヒロ氏とのユニット「阿部はまじ」で絵本の制作も行っており、多方面で活躍中。一児の母。

 

目に入るもの
すべてが欲しかった(笑)


「10代、20代のころは、もう目に入るもの全部欲しかった(笑)。一緒にお仕事しているスタイリストさんやモデルさんが持っているものをマネして買ったりして。モデルの仕事をしていると、私服を紹介する機会も多いので、それを理由にしていろいろ買っていましたね。“これ誌面で映えそう!”と普段はそんなに着ることのなさそうなものをかなり手に取りました(笑)」

「“セントジェームス”のボーダーカットソーのようなベーシックなものも、スモックのようなナチュラルなものもずっと変わらず好きなんですが、その一方でガーリーなものやヒラヒラしたものも好きで。ファーのケープとか鳥の羽がついているトップスなども買っていましたね(笑)。でも、実生活では、まあ着ないんですよ! ほとんど手が伸びなかった。なぜかなと考えてみると、私、しっかりメイクするとすっごくコンサバになってしまうから、昔から基本的にプライベートではすっぴんに近いナチュラルメイクなんです。でも、ナチュラルなメイクに華やかなものって合わないんですよね。ずっと、ときめくものを見つけては買う、を繰り返していたんですが、妊娠と出産をきっかけに、仕事をセーブして自分の時間ができたこともあり、クローゼットを見直すことにしたんです。その結果、着ないものは感謝の気持ちでサヨナラをしようと決意して、“好き”とライフスタイルがリンクするものだけ残しました。3分の2は手放したので、クローゼットにやっと隙間ができましたね」
 

今持っているヒール靴は
黒とゴールドの2足だけ


「靴もバッグも山ほどあったんですが、今はほぼありません。ヒールの靴は、トークショーやパーティに出席するときのために、黒とゴールドのものが1足ずつあるだけで、あとはすべてフラットシューズ。見ているだけで幸せになれるような可愛いものは取ってありますが、それもほんの一部。まったく出番がないものをいつまでも持ち続けているのって、過去の“好き”にしがみついているようでイヤだなと思うようにもなりました」

「3分の2手放した後に残ったものは、今日着ているようなワンピースやスモックなどナチュラルなもの、デニムやボーダーなどベーシックなものだけ。本当に減りましたね。デニムもたくさんありましたが、今は4本だけ。子供がいる今の自分のライフスタイルと距離がある服は、いいなと思っても、いざ着ると一日中落ちつかないんですよ。でも、ベーシックもナチュラルも、そのままだと年齢を重ねるとともに疲れて見えることもある。だから大振りでインパクトのあるイヤリングをつけたり、時計やリング、バッグなどは何かいいものをひとつは持つようにして、ほっこり見せないようにする。名前を付けるとしたら“大人のナチュラルモード”というのかな。流行ってるから着てみようかな、というのはやめました」
 

いつかヂェン先生の
台湾のアトリエに行きたい


「ちなみに今日着ているワンピースはという台湾で作られているものなんですが、まさに今の自分に合った一枚。素材自体も作られる過程も地球にやさしい。ワンピースのほかにバルーンパンツもあるんですが、本当に着心地もいいし、ストレスがない。仲のいいママ友たちの間でも人気なんです。いつかヂェン先生の台湾のアトリエに行きたいなと思っています」

ワンピース/ヂェン先生の日常着 デニム/ゴールデングース イヤリング/ライラ リング/ウィリアム ウェルステッド /フェリシモ

「合わせているシューズはフェリシモさんとコラボレーションで作ったものなんですが、本当に優秀! かかとを折り込んでスリッパ風にもできるし、合皮だから雨の日にも気にせずはける。今も昔も変わらず、ファッションは大好きですね。ありとあらゆるものを買ってみて、着てみて、を失敗を繰り返したから、今は自分が好きなもの、合っているもの、必要なものがわかるようになってきました。だからこそ、こうやってブランドとのコラボレーションでも“こんなのがあったらいいのでは?”と思うものが提案できるようになったのだと思います」

浜島直子さんインタビュー 前編はこちら>>

撮影/目黒智子 ヘア&メイク/赤松絵利
取材・文/幸山梨奈 構成/川良咲子(編集部)