ライフスタイルメディアの編集・ライターとして活躍するYuさんが「暮らしごと」について執筆する新連載がスタート。今回は「民芸」に触れるおすすめショップをご紹介します。

 

はじめまして。ライターのYuと申します。普段は暮らしやものづくりにまつわるお話作りに携わっています。

私は幼い頃から“もの”が大好き。
その延長で、美大卒業後に文具のデザインを手がけたり、暮らしにまつわるメディア・ショップで編集に携わったりと、沢山のプロダクトに触れてきました。

小さなお店やギャラリーを覗くのが一番の楽しみ。そして、何より落ち着く我が家に戻って、モノとの時間をゆっくり過ごしています。好きな想いは伝わるのか、だんだんと欲しいものやお店が近づいてきてくれるような不思議な感覚もあります。

そんなモノとのご縁に導かれて、Casa-plantaにて大好きなお店やお気に入りのものを少しずつご紹介する機会を頂きました。

まずは、ここ数年間どっぷりハマっている “民芸” にまつわる3店、国内外のクラフトのセレクトショップ〈ROUND ROBIN〉、日本民芸の老舗〈べにや民芸店〉、隠れた世界の民芸の名店 横浜山手 〈巧藝舎〉 をご紹介します。時間が経つほどに、愛着と味わいが増す “民芸” のアイテムが見つかりますように。


クラフトはじめに〈ROUND ROBIN〉 / 東京 茅場町

 

まずご紹介するのは世界のクラフトが揃う〈ROUND ROBIN〉。

北欧のデザイン、日本の手仕事や世界各国のクラフトまで幅広く、今の気分にぴったりなものがセレクトされたお店です。プロダクトも数多く取り扱っているので、暮らしに民芸をどう取り入れたら良いか、イメージをしやすいのが嬉しいところ。

手仕事の品は一つ一つ表情が異なるので、良いものを探すのは楽しい反面、なかなかピンとくるものに出合うまでに時間がかかることも…。

その点、こちらのお店は素敵なものが揃っているので、クラフトは気になるけれど、どれを選んだら良いか分からないという方にオススメです。

 

特に魅力的なのは、世界中のファブリックが豊富に揃うこと。

アフリカの藍染をはじめとする世界の布は、手で作られた際にうまれるズレや滲みなどが魅力となり、思わずほのぼのとしてしまうものばかりです。

柔らかくラフな布は、固くなりがちな私たちの感覚をふっと緩めてくれるものなのかもしれません。

 

ちょっとマニアックかもしれませんが、ペルーのシピボ族の布も珍しく、神聖な雰囲気に引き込まれる一枚。

シピボ族の模様は神様からのインスピレーションを布にうつしたもので、お守りにもなってくれそうです。
目を凝らさないと見えないくらい細かい模様は、強い願いを込めて作っていたんだろうなと見入ってしまうほど。

 

日本の染色界の先駆者で、95歳になった今でも活躍中の柚木沙弥郎さんのシルクスクリーンの布も揃っていますよ。
世界のクラフトの蒐集家でもある柚木さんが描く模様はいつも楽しく、どんな民芸品とも相性抜群なんです。

2018年に日本民藝館での個展開催後、ますますファンが増えている柚木さん。
柚木さんの色と模様を見ると、何故か安心するところがあって、私も団扇や型染めなど少しずつ集めています。

探そうとするとなかなか見つからない良質で貴重な布が手に入るのは、〈ROUND ROBIN〉ならでは。

何枚あっても良いなと言い聞かせながら少しずつ増やしていくのは楽しいものです。

一枚一枚広げ、ゆっくり吟味する至福の時間を味わってみてくださいね。

 

さまざまな種類のうつわが一度に見られるのも嬉しいところ。
オーナーの澤田さんご夫妻が、作り手の元を訪ねて品物を選んでいるだけあって、厳選された良いものばかりです。

おすすめは、大分の小鹿田焼や岩手の木の器。

私はこちらで求めた小鹿田焼のお茶碗を愛用しています。
小鹿田焼といっても様々なので、何軒も民芸店を探し回っていた時期があり、ようやく好きなものが見つかったのがこちらのお店でした。

 

岩手の木の器は、小さいながらも熟練の技術が詰まってできたものだそうですよ。

民芸品の良いところである、気負わず日常使いしたいと思える価格から、お買い物ができるのも嬉しい。

オープンは週に一度程度ですが、頻繁に都内のクラフトフェアにも出店されているので、週末のお散歩がてらインテリアを探すのにおすすめです。


〒104-0033 東京都中央区新川1-9-2 新一ビル4F
OPEN:13:00-20:00

日曜日限定オープン (不定休の為、オープン日をご確認ください。)
 
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