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外のセレモニーは、コートアップスタイルで【美智子さまスタイルに学ぶ】

昭和39年11月に、東京・代々木公園陸上競技場でのパラリンピック開会式にご出席された際の装い。

新天皇の即位と改元という記念すべきタイミングを目前に控え、年明けから若かりし頃の美智子さまを振り返る連載「毎日、美智子さま」を掲載してきた「ミモレ」。

講談社写真資料室に眠っていた3万点超の写真の中から厳選されたカットの数々に、「美智子さまの品位、お美しさ、聡明さ、お優しさ、お強さ、ファッション、すべてが日本女性のお手本です」「品が良くお美しく、たおやかでおありながら、知的でもあらせられて、なんと素敵なお方なんでしょう」などと、たくさんの読者からコメントが寄せられています。

美智子さまの日本女性らしい美しさと品格に溢れる装いは、カジュアル全盛のいまこの時代にこそ私たちがお手本にしたいものなのかもしれません。

そこで、エレガントなファッションに造詣の深いスタイリストの河井真奈さんとともに、美智子さまの若き日のスタイルをチェック。そのエッセンスを現代の着こなしに取り入れる秘訣を探ります。

 

STYLE01 シルキーなコートアップスタイル

昭和39年9月に、海外技術協会中央研修センターをご訪問された美智子さま。

外でのご公務が多い美智子さまがよくお召しになられているのが、ワンピースとコートのセットアップ。少し光沢感のある素材で華やかさを薫らせながら、全身を同系色でまとめられることで、上品さを保たれています。袖口がやや広がった五分袖には、クラシカルな雰囲気を演出するだけでなく、手を振られたり花束を受け取られたりする時に動きやすいという実用性も。

シャンパンゴールドのコートアップで、華やかさと気品を漂わせて。ラジミールコットンシルクのコート¥160000、同素材のワンピース¥143000/エンポリオ アルマーニ〈ジョルジオ アルマーニジャパン)英国王室御用達ブランドの品のあるクロコのバッグ「モーガン」¥3269000 /アスプレイ(アスプレイ サンモトヤマ 銀座本店) あらゆるオケージョンに対応できそうなナチュラルシルバーの美しいポンテッドパンプス。靴(H6)¥80000/ジミー チュウ ネックレス(パール8mm) ¥610000、ブローチ(Pt,Dia、和玉、ペンダントにも)¥2900000/ウエダジュエラー(ウエダジュエラー帝国ホテル店)

スタイリスト河井真奈さんのコメント

美智子さまはコートアップのなかでも、とくに光沢感のあるものを着用されていることが多いよう。それが決して派手になりすぎず、品のいい華やかさに映るのは、上質な素材と淡い色を選ばれているから。また、お帽子からパンプスまで、全身をワントーンで統一されているのもエレガントさの秘訣です。とくにお靴に光沢素材のものを取り入れていらっしゃるのは意外でしたが、このテクニックは今のおしゃれにもそのまま応用できるはず。こうしたコートアップなら肌寒い日にも上着を脱がなくても失礼にならないので、ガーデンパーティーや入学式、卒業式といった子どもの行事などにも最適です。モダンな薫りを漂わせるなら、フロントがボタン仕様ではなくジップアップのデザインを選ぶのもおすすめ。

 

STYLE02 可憐な花のようなピンクのコートアップスタイル

昭和45年3月、大阪万博にて。

ダークスーツをまとった男性が多い会場のなか、まるでお花が咲いたように可憐で愛らしいコートアップスタイルでお出ましになられた美智子さま。スイートなカラーでいて、フリルやリボンなどの甘口ディテールが一切ないシンプルなデザインが、ほどよく甘さをおさえています。また、美智子さまお気に入りのお帽子やパールのネックレス、手袋などの小物を白でまとめられた清潔感のあるコーディネートが、より好感度を高めるポイントに。

英国王室御用達ブランドのコートとタンクドレスのセットアップ。ダブルのジャケットがより華やかな印象に。コート¥156000、ワンピース¥98000/ゴート(ヴァルカナイズ・ロンドン) ホワイトとピンクのツートンが愛らしいバッグ「テーラーミニ」¥417000/アスプレイ(アスプレイ サンモトヤマ 銀座本店) 靴(H7) ¥99000/マノロ ブラニク(ブルーベル・ジャパン ファッション事業本部) 手袋¥14000/和光 リボンのクラスプが可憐で端正なパールネックレス。ネックレス(内側7mm外側8mm)¥990000/ウエダジュエラー(ウエダジュエラー帝国ホテル店)

スタイリスト河井真奈さんのコメント

海外からの来賓も多い公式行事で美智子さまがお選びになったのは、愛らしいピンクが目を引くコートアップ。そのお姿を目にする全ての人を幸せな気分にさせるような色選びは、常にご公務先のお客様方が喜ばれるような装いに配慮されているという美智子さまならでは。ピンク×白は愛らしさを表現する王道の配色ですが、そこにベージュをプラスするとより大人っぽくエレガントなコーディネートに仕上がります。

Column
パールは昼の式典の必需品

1884年に創業し、皇族をはじめ、海外の大使館や公使館、王族にも顧客をもつウエダジュエラー。凛とした輝きが美しいパールのネックレスは、流行を問わず身に着けられるまさに永遠の名品。左・お会いするお相手への心からの敬意を2連のパールに託して。実際に身につけると小さい珠が内側、大きい珠が外側に。ネックレス(内側7mm外側8mm)¥990000/ウエダジュエラー(ウエダジュエラー帝国ホテル店)右・ 清楚ながら存在感溢れる1連のパールネックレス。ネックレス(パール8mm) ¥610000/ウエダジュエラー(ウエダジュエラー帝国ホテル店)

美智子さまがお出かけの際にお着けになられているジュエリーといえば、日本を代表する宝石のパール。華美な装いを避けたいお昼間の式典には、シンプルな一連または二連のネックレスを、優美な着こなしのアクセントに加えられるのが美智子さま流。


元号が変わるという大きな時代の節目を前に、改めて日本女性の美しさに思いを馳せたいこの時期。今年は清楚で上品、かつ優雅な美智子さまの装いをお手本に、着こなしとマインドをアップデートしてみてはいかがでしょうか。

 


価格 1400円(税抜)
3月7日発売


ミモレでも好評を頂いている連載、「毎日、美智子さま」。
さらにミモレ編集部から、美智子さまの若かりし頃の秘蔵写真と、
日本女性としていつまでも心に留めておきたいお言葉の数々をまとめたカレンダーが発売中。
毎日、毎年使い続けることのできる日めくりタイプ。
お部屋に、机の上に、いつもそばに美智子さまのお心を留めておくことができます。
ご両親や祖父母へのプレゼントにも最適です。

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撮影/西原秀岳(静物)スタイリング/河井真奈
取材・文/河野真理子 構成/川良咲子

【協力店リスト】
ウエダジュエラー帝国ホテル店 tel. 03-3503-2587
和光 tel. 03-3562-2111
アスプレイ サンモトヤマ 銀座本店 tel. 03-3573-0005
ジョルジオ アルマーニ ジャパン tel. 03-6274-7070

ブルーベル・ジャパン ファッション事業本部 tel. 03-5413-1050 
ジミー チュウ tel. 03-5413-1200
ヴァルカナイズ・ロンドン tel. 03-5464-5255