昔から、「人間は孤独だ」と考えてしまうところがあります。子供がいる、いないとか。結婚している、していないとか。友達が多い、少ないとか。それこそ、SNSのフォロワーが多い、少ないとか……そういうことではなく、大前提としての「孤独」。そんな普遍的本質としての「孤独」と向き合うために、私は音楽を聴いたり、本を読んだりしているところがあるような気がしています。

そんなことを考える時、私がよく聴いているアーティストが。どこか寂しさを含んだ歌声が、それゆえに私にはとても優しく響いてくるのです。

七尾旅人さんの新譜。今までの作風より、ずいぶん明るくなった印象。アーティスト活動20周年。今年は、七尾さんのライブにたくさん行きたいな〜。

ギター1本でどんな聴衆の前でも(昨年末には“犬愛”が極まって、犬を観客にライブをしていました笑。飼い主ではなく、犬を相手に!)、ひるまずに自分らしいライブを繰り広げる姿は野武士のごとし。

先日も、NHKのバラエティー番組(視聴者から「眠れない声」を募集し、出演者がトークで答えていく番組。視聴者がトークに共感するとリアルタイムで「眠いいね!」ボタンが押され、一定数の「眠いいね!」に達するまで番組が終了しないという……笑。レギュラー出演は宮藤官九郎さんと又吉直樹さん。最近、NHKがいちばん攻めていると思うのは私だけでしょうか?)に登場。この日のゲストは大河ドラマ『いだてん』主演・中村勘九郎さんと七尾旅人さんでした。場所は真夜中の伊勢丹新宿店。

七尾さんは、出演者を目の前に、(私の大好きな!!!)『サーカスナイト』と17歳の時の上京したての自分のことを曲にして歌いました(アパートの隣の部屋にストリッパーのお姉さんが住んでいたという曲なのですが、これが本当に最高だったので、宮藤官九郎さんにドラマ化してほしい!)。とても彼らしく、いつものように本当に飄々と。「生放送でギター片手に、かなりの長尺を使って、こんなにも堂々と独特のリズムアレンジで歌いきることができるアーティストがどれくらいいるのだろうか!」と私は深夜ひとり大感動しておりました。

余談ですが、ある大物アーティストが過去インタビューで、「5万人を前にパフォーマンスするより、10人くらいを前にアコースティックで歌うほうが正直に自分を晒さねばならないので、実はよっぽど難しい」というようなことを語っていたことがあり、七尾さんのパフォーマンスを見ると、その発言を思い出し、「本当にすごい!」と感動してしまうのです。


深夜、窓から夜空などを眺め、キャンドルを灯しながら、ぜひ、この曲を聴いてみてください!



その七尾さんと昨年末にライブをしたのが韓国人アーティストのイ・ランさんでした。

 
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