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人気スタイリストのデビューから、大注目ブランド立ち上げまでのストーリー

世の中のお母さんや
忙しく働く女性を
喜ばせ、励ますことがしたい


私自身は2児の母になり、周りにもお母さんになる人が増えて、仕事に対する考えにも変化がありました。子育てはお金がかかるし、自由にできる時間が少なくなります。仕事で忙しく働く女性もそう。子育てや仕事に追われる中で、ファッション誌を見ることが辛くなったり、おしゃれをすることへのプレッシャーを感じることもあるかもしれない…。
「時間やお金に制約があっても、おしゃれはしたい」。そんな声を聞くと同じお母さんとして、働く女性として、安心して喜んでもらったり、励ますことができたらいいなという気持ちが生まれてきたんです。

そんなとき、あるブランドのディレクションの話をいただいて、今年2月に立ち上げることに。

自分の名前を出してやるからには、私の周りにいるお母さんたちや同世代の女性が気持ちよく手に取れるものにしたい。だから、Tシャツやデニム、白いシャツ、トレンチコートなど、私が偏愛するベーシックなアイテムにママ目線を入れて作ることにしました。たとえば、産後の体をカバーできるか、扱いやすい素材かどうかなど、シルエットも素材にもこだわっています。忙しい中でもパッと手に取れるアイテム作りをモットーに。
私はデザイナーではないので、今まで積み上げた経験や偏愛をもとに企画力で洋服作りに携わることが一番ベストな形だと思っています。

くみさんが手がけるのトレンチを着て。自身のおしゃれについては「トレンドは仕事でたくさん提案しているので満たされています(笑)。着るのはトレンチにデニム、ジャケットにTシャツ…ベーシックばかり。ニットは一年中着ていたいくらい大好き。自分の好きなベーシックな中にもマイトレンドがあって(笑)。例えばセントジェームスならサイズ0から6まで全サイズ、2〜3色ずつ持っています。今季ならサイズ6のこの色!と、コーディネートするのが好きですね。このセリーヌのバッグも色・サイズ違いで6個持っていて…偏愛ですよね(笑)」

 

ベーシックって、一番身近なもののようで実は微妙な違いでしっくりこないことが多いアイテムだと思うんですね。だから膨大な数から探したり、サイズを気にして選んだりすることに時間や労力を使いたくないと思うんです。で、気づくと何を選んでいいか分からなくなり迷子になっていたり…。

手軽にトレンド服と合わせることができて、ガンガン着倒せる。そういう合わせのアイテムとして便利な服を、手頃な値段で、質のいいものができたらいいと願って作り出しました。
子育てをして、仕事もして、それだけで大変なんだから息抜きできるような服でありたいなと思っています。

大切にしている建築・インテリア・家具にまつわる本。「家は一番落ち着く空間ですけど、より好きなものに囲まれて暮らしたい。どんな家に住んでどんな家具を置くか、考えるのが好きなんです」

撮影/目黒智子
ヘア&メイク/佐々木貞江
取材・文/昼田祥子
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