10月26日に出版された。もう手に取られた方も多いと思います。私もすぐに買って、もう5回くらい読みました。亜希さんのストレートで飾り気のない言葉は、ミモレでのコラムや、または直接会って話すあれやこれやにも宿っているのですが。本になるとまた違うの。本は、書き手の思いに読み手の思いがのるんです。行間に、様々な感情が浮遊している。その感じ方は、人によって全く異なります。それがとっても愛おしい。また素敵な本に出合えたことに、心から感謝しました。

この1冊にあるのは、亜希さんの人生。2人の息子さんをはじめ、ご家族に対する深く大きな愛。そして、彼らに恥ずかしくない人生を、という強い覚悟が言葉の端端に。それは今までも、実際会って、もしくは発信される言葉からも、たくさん拾い上げることはできたのだけれど。新刊には、加えて「ゆるし」がありました。表紙の帯にある「晴れの日も、そうじゃない日も、食欲と笑いがありますように」きっと、たくさんの「そうじゃない日」を過ごし、感情を動かし、自分自身で納得し――という作業を、逃げずにやってきたんだろうな、と、同年代の女性として、そこに涙が止まりませんでした。

スキャンダラスなことが書かれているわけではありません。

スタイリストとして、ミモレ創刊時の編集長として、そして友人として、亜希さんの人生の一端に関わらせて頂いたからこそ、の「私の行間の読み方」です。

少し内容を。透明でシンプルな言葉は、それこそ曲がり角を通ることなく、まっすぐ届きます。私が特に好きで、何度も読み返し、何度も泣いているのはこのくだり。

息子の背中に教えられたこと。

2年前の2月上旬、まだまだ寒さが厳しかった日の朝、長男は何事もなかったかのように、駅に向かって歩き出しました。

元夫の事件後初登校のその日……。私はいつも通り学校へ行く彼の背中を見送りました。

そんな彼らを見ていて、私が言えることはただひとつ。
「任せとけ!」

これも好き。

揚げ物とは、我慢大会。
ご褒美は、つまみ食い

私は揚げ物を食卓に出す時は、いかに熱々で食べさせるか、に勝負をかけています。キッチンとテーブルを何往復もして、口の中をやけどしたもん勝ち! というくらい(笑)。だから、その差をわかってくれたのは、なんだか嬉しい。略

やけどするほどの熱々を出すということは、揚げ物係に徹するということ。一緒に食卓に座って食事をする気はハナからありません。

と言う具合に。
亜希さんの愛や覚悟やゆるしが、そこかしこに。

素敵な1冊を本当にありがとうございました。

タイミングよく夕ご飯(亜希さんと一緒のときは、ディナーでなくて夕ご飯(笑))をご一緒できたので、サインももらいました♡

この日も、塾帰りの息子君たちに熱々のごはんを食べさせたいからと、自分の締めのお茶漬けは我慢して、いそいそと帰っていきました(笑)!

大草 直子

  • 私の締めは、卵かけご飯となめこのお味噌汁♡ああ、最高や。
  • 今度は焼肉かな(笑)。真っ直ぐで強い亜希さんの字も好き!