東京における世界の芸術、文化の発信地として大きな役割を担っている複合文化施設Bunkamuraは、2019年9月に30周年を迎えます。 それを記念し、日露文化交流年である今年、ロシア文化の魅力を美術や音楽、舞踊を通して紹介する「Bunkamura ロシアン・セレブレーション」を、Bunkamura全館を上げて開催。 多岐に渡るプログラムの中で、目玉企画の一つとなっているのが「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」展です。

トルストイの小説『アンナ・カレーニナ』がモデルとも言われる、文学的ロマンティシズムを視覚的にとらえた傑作にしてクラムスコイの代表作。
イワン・クラムスコイ《忘れえぬ女(ひと)》 1883年 油彩・キャンヴァス ©The State Tretyakov Gallery

ロシア美術の殿堂、国立トレチャコフ美術館が所蔵する約20万点の貴重なコレクションから、日本の美術愛好家にも人気のクラムスコイの名作、《忘れえぬ女(ひと)》をはじめ、風景画で名高いシーシキンの作品など72点を展示。19世紀後半から20世紀初頭、ロシア帝国の崩壊からロシア革命を迎えた“激動”の時代に描かれた、美しく、ロマンティシズムに溢れた名作の数々が集結します。


注目作品!

ロマンティック・ロシアの真骨頂とも言える、クラムスコイの《月明かりの夜》。月夜の美しさと、観る者の想像力をかきたてる白いドレスの女性の姿が印象的です。
イワン・クラムスコイ 《月明かりの夜》 1880年 油彩・キャンヴァス ©The State Tretyakov Gallery
象徴的な丸屋根の聖堂が描かれたグリツェンコの1896年の作品。遠い異国の地へのロマンが駆り立てられる一作。
ニコライ・グリツェンコ 《イワン大帝の鐘楼からのモスクワの眺望》 1896年 油彩・キャンヴァス ©The State Tretyakov Gallery
雨傘をさして深い森の中を歩くカップルを描いたシーシキンの名作。映画のワンシーンを切り取ったような美しさ。
イワン・シーシキン 《雨の樫林》 1891年 油彩・キャンヴァス ©The State Tretyakov Gallery


ロシアの美術史を語る上でも欠かせない名画を直接目にすることが出来る貴重な機会、ぜひ目と心の保養に、足を運んでみて下さい。Bunkamuraではその他にも、クラシックコンサートやバレエ、さらには展覧会タイアップフードメニューなど、目と耳、そして舌でロシアの魅力に触れられる、複合文化施設だからこそ出来るイベントが目白押しです。そちらも合わせてチェックして下さいね。

<INFORMATION>

■会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura B1F)
■会期:2018年11月23日(金・祝)~2019年1月27日(日)
■開館時間:10:00~18:00 (金、土曜日は10:00~21:00)※入館は各閉館の30分前まで
■入館料:一般 ¥1500(前売り¥1300)、大学・高校生 ¥1000(前売り¥800)、中学・小学生 ¥700(前売り¥500)
■問い合わせ先:03-5777-8600(ハローダイヤル)

チケット読者プレゼントのお知らせ
5組10名様に「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」の鑑賞券をプレゼント


Bunkamura ザ・ミュージアムでの「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」ペア鑑賞券を5組の方にプレゼントします。

応募締め切り:11月19日(月)〜11:59まで
●応募にはCasa-plantaの会員登録(無料)が必要です。
●プレゼントのご応募は、1回までとさせていただきます。
●当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。
(ご応募は、ページ下部の「応募する」ボタンよりご応募ください。)

取材・文/辻本公子