私はファッションエディターとしての仕事の傍ら、2005年に趣味でオーガニックコットンブランドを立ち上げ、いまは編集業とnanadecorのディレクター業と二軸で仕事をしています。これまでファッションという切り口で社会を見渡していた視点に加えて、「オーガニックなライフスタイル」「ソーシャルビジネス」「女性の生き方」という新しい課題が私の中で生まれました。どれも、これからの私たちの未来を担う大切なトピックです。この連載では「オーガニック」という世界を通して私が感じてきたこと、そしていま学び続けていることを皆さんとシェアできたらいいと思います。

オーガニックコットンがより身近に、楽しく着られるように。忙しい日常をよりリラックスして過ごして欲しいとスタートした「nanadecor」。やわらかいオーガニックコットンの着心地で、実際にからだが変わった私の実体験を元に、ナイトウエアやリラックスウエアを展開しています。

 

オーガニックコットンに出会い変わり始めた人生


「nanadecor」を立ち上げたのは私が30歳のころ。ファッションエディターとして仕事をしながら趣味で始めたのが「からだがゆるんでぐっすり眠れるパジャマのブランド、nanadecor」です。オーガニックコットンに出会ってから、私の人生はより豊かに広がりました。興味を追求し続けている結果、自然と「オーガニック」な暮らしや生き方へと、興味のおもむくままに導かれていきました。そして、こころとからだの変化に気づき始め、ゆるんでいく自分を発見したのです。結局は、私たちのからだとこころは、おいしく食べて、心地よく深く眠ることで満たされます。まずは自分自身のベースを自分で整えられるようになると、おのずとからだとこころが強くなります。そこへ、自分なりの指針を持って暮らすことができたらいい。自然にできるだけ負荷をかけず、誰かの何かのために仕事をし、社会の役に立つという使命を持ち、地に足をつけた生き方を目指し、志の高い仲間と切磋琢磨し、学びながら生きる。私にとってのオーガニックライフはこんな感じです。

洗うほどにやわらかくなるオーガニックコットン。なぜ普通の綿花と違いやわらかくなるのか? そんな疑問から「オーガニック」な世界への探求が始まりました。


ふだんの生活の中にある気になる出来事、知らせたいグッドアクション。自分の参加の仕方はそれぞれです。オーガニックコットンを着ることも、無農薬の野菜を買うことも、食べることも、そのひとつ。また消費生活でも、いいなと思うメーカーの商品を積極的に買って、そのブランドを応援するのもひとつのアクション。コンビニでビニール袋をもらわないことも、その先にあるゴミの問題、埋め立て地の問題、海の環境保全、魚たちの健康保護(最近魚のお腹からビニール袋が出てくるという話を聞きますよね)、果てしない循環の世界へとつながる環境保全の第一歩です。意識を持てば、自分の毎日の生活も何かしらに役立ちます。オーガニックな暮らしへとつながるのは、心地よいライフスタイルを彩るために、自分にもまわりにも、自然にも優しく生きること。そんな指針となるトピックを一緒に考えていけたら嬉しいです。