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油断できない腰痛は、内臓疾患やガンの骨転移の可能性も

 


痛み方によっては、内臓の疾患の場合も。動かしてラクになる痛みは、あまり心配はいらない


一般的には、姿勢の悪さや筋肉の緊張が積み重なると、腰痛に。
「腰や背中を動かすと痛い場合は、筋肉痛か筋膜性疼痛症候群(きんまくせいとうつうしょうこうぐん)、チクチク痛いのは神経痛と見分けることができます。生活習慣からきている腰痛なら、ストレッチや運動をすることで和らぐことも多いですね」と、総合内科医の岡崎史子さん。
ただし、中には、油断できない腰痛も。痛みが次第に悪化したり、発熱などほかの症状が伴う場合は、放置せずに医療機関を受診しましょう。
「腰痛に、椎間板ヘルニア、内臓疾患、婦人科系疾患、精神的疾患、がんの骨転移などが隠れている場合もあります。腰痛や足のしびれがあり、前かがみで休むと歩けるようになる症状は、腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)の代表的な症状です」(岡崎さん)

 

危険な腰痛についてこんな症状は要注意


腰の痛みが徐々に悪化したり、なかなかよくならない場合は、整形外科へ。腰痛で最も怖いのは、腰椎へのがんの骨転移です。
50歳以上で慢性的な腰痛がある、がんの既往歴がある、体重減少があるなどの場合は、外科、または主治医に相談しましょう。

・重たいものを持った、運動をしたなどきっかけがはっきりしない
・次第に痛みの度合いがひどくなっている
・体を動かしても痛みは緩和しない
・微熱などの症状がある
・体重減少などの症状がある


毎日のちょっとした工夫で腰痛対策を


日常生活の中で腰への負担を減らし、予防を心がけましょう。例えば、デスクワーク中はときどき姿勢を変える、ストレッチで体(特に股関節)を軟らかく保つなどが有効。また、腹部をコルセットのように覆っている「腹横筋」を鍛えると、腰や脊椎への負荷を減らせます。
腹横筋は、お腹をぐっと凹ませる(ドローイン)トレーニングで鍛えることができます。


※症状や治療法には個人差があります。詳しくは専門医に相談してください

岡崎 史子さん
〈東京慈恵会医科大学病院 総合診療部 講師〉
総合診療医を目指して、外科、脳神経外科、整形外科で研鑽を積んだあと内科医となり、現在は総合内科専門医、循環器専門医として診療中。 医学生のコミュニケーション教育も行っている。わかりやすい説明には定評があり、モットーは「患者さんを笑顔で帰す」。


『50歳からの初診外来BOOK』のほか、健康、美容、料理など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。

『おとなスタイル』Vol.7 2017春号より
出典元
取材・文/及川夕子 構成/伊藤まなび


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