織田裕二さんと鈴木保奈美さん。10月8日からスタートする月9ドラマで『東京ラブストーリー』以来27年ぶりの共演を果たすことが話題となっています。で、14年ぶりの再放送を(関東ローカル/今週金曜日が最終回)仕掛けてきたフジテレビ。

私はCSで一挙放送があった際に録画をしていたので、この週末、一気見してしまいました。当時、「大好きすぎる!」と思っていたドラマで、確か再放送は見ていたはずなのですが、ディテールはほとんど忘れていました……。


意思ある女たちとそれに惑う男たちを描かせたら天下一品の柴門ふみさんの原作(漫画は漫画で素晴らしいです!)、ロマンティックかつ普遍的な台詞を真っ向勝負で応酬させる坂元裕二さんの脚本(23歳の時の作品だなんて信じられない! この頃から坂元節がさく裂しております)。イントロだけでラブストーリーの切なさを私たちにつきつけてくる秀逸な小田和正さんの主題歌。もはやリアルではなく漫画のキャラクターかのようなキュートさ全開の鈴木保奈美さんと男の情けなさを見事に演じきった織田裕二さんなど完璧にハマったフレッシュなキャスティング……

1991年放映の作品ですから、当時のバブルな空気がふんだんに盛り込まれています。「とにかく浮かれすぎてる!」とか「前髪がトサカみたい!」とか「(携帯ない時代の)コードレスフォンが大きすぎてウケル!」とか「上司がそこまでプライベートに介入してくるのパワハラじゃないの!」とかツッコミどころ満載なわけですが、それをさしひいても本当に素晴らしい。私にとって、日本のテレビドラマのラブストーリー作品では不動のナンバーワンかもしれません。

高校生だった当時、打たれても打たれてもへこたれない(鈴木保奈美さん演じる)赤名リカの不屈の精神に「おいおい攻め込みすぎだろうよ」とツッコミを入れつつもエールを送っていたわけですが、恋愛の機微が当時よりは理解できるようになった現在、その不屈さの裏にある繊細さに驚かされてしまいました。自分に優しくしてくれる男性にすぐに泣きつける(有森也実さん演じる)関口さとみと自分と付き合っている相手の前でも涙を見せずに気丈にふるまってしまう赤名リカーー恋愛あるあるをたくさん盛り込んだ恋愛感情すれ違いドラマの金字塔なわけですが、このドラマには、「泣ける女の強さ」と「泣けない女の弱さ」の対比というものもこんなにもヴィヴィッドに描かれていたのだな〜、と改めて。

でも、世の泣けない皆様、ご安心ください。

リカは言うのです。

人が人を好きになった瞬間って、ずーっとずーっと残っていくものだよ。それだけで生きてく勇気になる。暗い夜道を照らす懐中電灯になるんだよ。

そうだ、そうだ!

どんな元気な歌聴いてもバラードに聴こえる夜もある

わかる、わかる!

寂しいわけじゃなくて、例えば、寂しいことがあっても、眠れない夜があっても、そんな時はこうやって星空を見上げる。きっと世界中にもこうしている人がいっぱいいてさ、みんなそれぞれ一人っきり、いったりきたりしてるんだけど、見上げた星空はひとつなんだ。

私たちは皆、そうやって生きている!

というわけで、私はこのテンションのまま、『東京ラブストーリー』再放送最終回の日に初日を迎える、坂元裕二さん脚本の舞台を来週観に行きたいと思います。

 2018年9月28日(金)~10月8日(月・祝)@DDD青山クロスシアター

今日のお品書き
「夜スープ」は、作り置きしておけるのでとっても便利ですよね。コトコト煮込む時間ごと愛おしく感じるこれからの季節、おいしくダイエットしちゃいましょう。酸辣湯好きなので、野菜をたっぷり入れてさっそく作ってみたいと思います。