モロッコの海辺の町、エッサウィラに来ています。
マラケシュからバスに揺られること3時間ほど、連日40°C以上の酷暑をエスケープしようとここにやって来ました。私の好きな港町特有のざわめきに溢れ、人々はとてもフレンドリーです。さて、ここでは何が待っているのでしょう。
夕方、予定より30分以上遅れのモロッコ時間で町のバスターミナルに着きました。そこで待っていたのは海だけではありません。拍子抜けするほどの涼しさと、名物の強風にさらされて、あんなに汗をかきっぱなしだった灼熱のマラケシュとはまるで違う風土であることを、肌身で実感するのでした。

 

内陸の町に長いこといると、美味しい魚が食べたくなるもの。この町にきたら魚!そう決めていたので、町の中でも人の絶えないお店を狙って、早速入ってみることにしました。今回の旅は特別食いしん坊な友人たちが一緒ですから、どの店に入って何を食べるかは何よりも重要なのです。揚げ物は揚げたてが一番ですが、こちらのイワシのフライはそれにしても絶品!スパイスの中でしばらくマリネしたものを2枚重ねて小麦粉をさっとふって揚げています。これはどう考えてもビールが欲しくなる味、なのですが、イスラム圏につきガスウォーターでペアリング。

 

夜遅い時間、大通りをそぞろ歩く人の数が増えていきます。都会の暑さから解放されるためにこの町にたどり着いた人々も、海外からの観光客も、開放的なこの町のムードに心身ともに開放的になること間違いありません。
終わらない夜の散歩を続ける人々は、思い思いのストリートフードを楽しんでいます。私たちはもう夕食は頂いていましたが、面白いストリートフードを見かけるとどうにも我慢できず、茹でトウモロコシ、ごまだんご、結局あれこれ試しました。その中でも珍しいメニューは巻貝のスープ。出汁と身を別々に供されるのが面白いのです。デミタスカップに入ったスープをすすってみると塩分は控えめ、胡椒のよく効いたキリッとした一品です。屋台でこの味が頂けるなんて素晴らしい。お値段も日本円にして70円ほど。

 

翌朝、風の静まった旧市街を散歩中に、何軒も朝食屋のある通りを見つけました。通りと言っても非常に狭い路地と言った方が良いようなところ。その中の一軒がダントツに人気があったので、私たちもその店にすることにしました。道にプラスチックの簡易テーブルと椅子のセットが15くらいあったでしょうか。全てが埋まっていて、なかなかの繁盛ぶりです。待つことしばし、店主の目の合図で空いた席に促されて着席。メニューはモロッコ風ホットケーキ、とでも言いましょうか、ガレットと説明されたこのパンとミントティーのみ。イースト発酵させた生地を丸く型どり鉄板で焼いたものです。

 

そのガレット、店先にある鉄板で焼かれています。ですから運ばれて来るのはいつも出来たての熱々。中くらいの大きさの平たい皿にいっぱいに広がったパンは、オイルとハチミツをタップリかけて供されます。一口放り込むと、もっちりとした生地が美味しく、ナポリのピッツアの耳のところの食感に近い感じ。ミントティーとのバランスもとても良いのです。

\モロッコはこんなところ/

 
人口 3301万人
首都 ラバト
面積 44.6万㎢
国教 イスラム教
言語 アラビア語(公用語、フランス語)
通貨 ディルハム

【日本からのアクセス】
日本からの直行便はなく、ドバイやカタール、もしくはスペインなどのヨーロッパ各国の経由便のみ。所要時間は20時間程度。