モロッコの伝統装飾技術をギュッと詰め込んだポシェタ 

皆様お元気ですか?
パリはバカンスシーズンに入り街が閑散としています。ちょっと淋しいくらいに。
私の居るサン・ジェルマン・デ・プレ~オデオン界隈は、地元の人の姿が全く見えません。
耳を澄ますと聞こえてくるのは英語だったりスペイン語だったり。

面白いもので、パリに八年も住んでいると、ローカルの人かそうでないかの見分けがつく様になってきました。
食べ物が、水が、空気が、太陽の光が、体内に長年蓄積され、ここパリに住んでいる人達独特の何かを醸し出すのでしょうか。私も滅多に日本人と言われなくなりました。

さて今回は、おなじみブリジット・タナカのブティックでポップアップショップが開催中の、をご紹介致します。
パリとマラケシュに在住する日本人二人によるクリエーションユニットにより2014年に誕生したアトリエブランドです。

アラビア語で « ゴマ» を意味するスムスム。『千夜一夜物語 アリババと40人の盗賊』における、かの有名な呪文、「ひらけ~ゴマ!」からのインスピレーション。
響きもロゴもとっても可愛い!

忙しい日常の中にスパイスを。スムスムのアイテムを身に着けるだけで、仮想旅行に行けるような、そんなワクワクする気持ちを大切にクリエーションされているそう。

冒頭の写真は代表作 « ポシェタ »。
ポシェタとはアラビア語でポーチの事。モロッコで厳選した高級ファブリックを使い、熟練した仕立て屋さんの装飾技術をふんだんに詰め込んだポーチです。

店内には所狭しと美しいポシェタが並び、そこはまるでマラケシュのスークに居るかの様。
こちらがユニットの一人、パリ在住の奥村千佳子さん。何とも良いオーラが出ていますでしょ。

モロカンファブリック、モザイクや伝統工芸に魅せられ、実際にマラケシュに移住し現地の職人さん達とお仕事をされたという奥村千佳子さん。
一目会った瞬間に、日本ではない何処かで生活をした人なんだろうと思わせる何かを感じ、クリエーションと同時に、彼女自身に恋をしてしまった私。彼女の人生にクローズアップした記事をいつか書きたいと思いました。

千佳子さんお手製の本場モロッコ仕込みのミントティー。美味しかったな。

こちらがスムスムのもう一つの代表作、バブーシュ・コンビネゾン。トリコロールカラーのものはB.Tポップアップ限定色。

 

モロッコといえばバブーシュが有名ですが、アトリエブランド səmsəm(スムスム)が他と一線を画するのはエレガントな色使いと意外性のある色のコンビネゾン。スパンコールなどの無駄な装飾品は一切付けず、ロゴであるゴマの金刺繍と二色のニュアンスカラーで魅せるバブーシュは唯一無二。この曖昧色を創り出せる染色職人さんはマラケシュに一人しか居ないそう。

どっちにする?いやこっちが良いかな?延々と続く会話にチエコさんが半ば呆れ顔で。
数ある候補の中から私が選んだのがこちら!その名もハニカム(蜂の巣)模様。

ポシェタもバブーシュ・コンビネゾンも、を始め、日本ではさんでもご購入頂けます。 

クラッチバッグとして持つのが断然今の気分。

楽しかったヴェルニサージュの夕べ。みんなが自由で笑顔で。