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【中山まりこ×大草直子クロストーク①】白シャツの試行錯誤で自分のスタイルが見つかる

「おしゃれは好きだし、それなりに投資してきたはずなのに、私にはおしゃれのスタイルがない気がして、いつも自信がないんです…」。多くの読者が抱える悩みにこたえて、ミモレでは書籍を刊行、シャツとパールとリップが入った特装ボックスも発売し、スタイルとは何かという普遍的な問いについて考えてきました。

今回は、5月末に行われた特装ボックス当選者向けのイベントより、マディソンブルーディレクター中山まりこ氏とミモレコンセプトディレクター大草直子のトークショーの模様をノーカットでお届けします。

スタイルとは何か。その答えがついに明らかに…!?

5月末に「おしゃれコーチング特装ボックス」のイベントが、マディソンブルー表参道店で行われました。


スタイルを探すこと。それは読者から頂いたテーマでした


大草直子(以下、大草):ミモレの特徴というか、私たちの財産は、たくさんのイベントを通して実際に読者の方たちに会えること、リアルな声、悩みを聞けること、皆さんのファッションや表情の変遷を見れることだと思うんですね。

そんななかで、たくさんの方から頂いたのは「似合うものが分からない。私のスタイルって何だろう」ということだったんです。

私も、22年雑誌やミモレを通じてずっとおしゃれに取り組んできたけど、私も含めてまだみんながおしゃれを、スタイルを探し続けているんだということに気づいたんですね。

これまでたくさんの情報発信をしてきましたが、違うアプローチが必要なのかもしれないと思ったんです。そうだ、それをテーマにした本を作ろうと思ったんですね。

読者の方の悩みや迷いを拾ってきて、それに対して適切な情報をお届けするのがメディアの意義だと思っているのですが、読者の方が変わりたい、スタイルを持ちたいと思った時に、メディアに教わらなくても自分自身で行動に移せるための何かを提供したい、そこまで責任を取りたいと思ったというのが、今回の『おしゃれコーチング』刊行のきっかけでした。

中山まりこさんはこの日、白シャツにマディソンブルーの秋冬の新作、レザーのフレアースカートを合わせていらっしゃいました。
 

なぜ、シャツ、リップ、パールだったのか


大草:『おしゃれコーチング』を刊行するにあたって、「おしゃれの三種の神器=白シャツ、パール、赤リップ」をセットにした特装ボックスを企画しました。

スタイルって、周りの人やメディアの中の人など「サンプル」はあるけど、「正解」は自分の中にしかないんですね。それにどうやって気づいて探せばよいのか、と考えたときに「まずは白シャツ」だったんです。

白シャツは、誰にでも似合うアイテムである一方で、実は着方を自分で発見しないとうまく着られないアイテムなんですね。華奢な人も、ボリューミーな人も、自分の体型に合わせて、どう着たら、何と合わせたら美しく見せられるのか、試行錯誤が必要。だから、白シャツを自分らしく着こなすことは、自分のスタイルを見つけるのにすごくいいなと。

また、パールは、年齢を重ねて、首やデコルテに影ができてきたときに、小さな白が横顔を照らしてくれるんですね。どんなシーンであっても、どんな服でも、耳元にパールの白があるだけで、表情を明るく美しく見せてくれます。

赤リップは、自分の中の「女性性」をまた発見するのに、とてもいいんですね。もしかして、濃い色のリップから長く遠ざかっていたという方も中にはいらっしゃるかと思うのですが、赤リップをつけたときに自分がどう見えるか、どう見せたいか、他のアイテムで女性性をどう足し算引き算するかは、スタイル探しに直結するんじゃないかなと思いました。

中山まりこ(以下、中山):マディソンブルーでも白シャツはこれまでたくさん作ってきて、とても思い入れのあるアイテムなんです。今回「スタイルを探す」をテーマにして白シャツをとお話を頂いたときに、パッと思いついたのが、20歳くらいのときですかね、今井美樹さんが白シャツに赤い口紅、ソバージュで化粧品会社のCMに出てきたときのあのフレッシュな感じだったんです。あの躍動感は今でも忘れられないですよね。バブルのちょっと前で、衣装を盛らないで、リアルな服でテレビに出ることがなかった時代です。 

かなり大きめで、でもドレスシャツの仕立てにして、カジュアル感とラグジュアリー感の両方がある、そんなシャツを作ろうと思いました。

白シャツは、同じシャツでも着る人が変われば着方も変わって、ニュアンスも変わる。どんなサイズの人も似合う。

ミモレの記事で、今回のドレスシャツを151センチ~174センチの編集部員の皆さんが着こなしているのを見たんですが、あれは本当に面白かったですね(笑)。同じサイズのシャツを、いろんな体型の人がいろんなコーディネートで着こなせる。まさにそういうことを表現したかったので、あれは良かったですね。

第2回「【中山まりこ×大草直子クロストーク②】大人には白シャツのドレスアップがおすすめ!」は明日7/31(火)公開予定です。

<INFORMATION>
皆さんのコーチングシートを見せてください!


ミモレでは皆さんのコーチングシートを見せて頂き、今後の企画の参考にさせて頂きたいと思っております。皆さんがどんなことに悩んでいて、どんな自分になりたいとイメージされているのか、ぜひ教えてください。企画に使用させて頂く場合には、必ず事前にお願いのご連絡をさせて頂きます。どうかご協力のほど、よろしくお願い致します。

【応募締め切り】〜2018年9月28日(金) 11:59まで
(ご応募は、ページ下部の「応募する」ボタンよりご応募ください。)

 

 

<新刊紹介>

ミモレ編集部 1500円(税別) 講談社

揺るぎない自分のスタイルがあると、とても生き易く、楽しい。でもそれを見つけるのは難しくて、日々トレンドや体型の変化などに振り回されてしまう…。スタイルのあるおしゃれな人になるには、どうしたらよいのか。ウェブマガジンとして、読者の悩みに寄り添い続けてきたからこそいきついた、ミモレならではのファッションブックを刊行。「紙のミモレが見たい」という読者の熱い声に応えた、待望の書籍第一号です。

【はじめに】白シャツとパール、そして私のスタイル
ミモレの大草直子編集長スタイリングにより、カジュアルからドレスアップまで白シャツのスタイルを見せます。
【第1章】インタビュー スタイルのある人ってどんな人?
・女優・板谷由夏さん
・「マディソンブルー」ディレクター中山まりこさん
・「ボンマジック」故・白井多恵子さん
・「CHICCA」ブランドクリエイター吉川康雄さん
【第2章】スタイルのある女性のリアルコーディネート
・熊倉正子さん
・ミモレ連載スタイリスト 田中雅美、斉藤美恵、福田麻琴、望月律子、室井由美子 スナップ&インタビュー
・おしゃれのヒントは街角にある!「SNAP!SNAP!」総集編
白シャツ、ジャケット、デニム、スニーカー、トレンチコートなど、流行に左右されないアイテム別に、ミモレのスナップの中から、人気のあったコーディネートを紹介します。
【第3章】コーチングシート(32P)
読者自身が書き込むコーチングシート。書き進めながら、最後には自分のスタイルのヒントを見つけられる内容。監修は人気スタイリストでミモレ編集長の大草直子。

撮影/川端里恵(編集部)
 取材・文/川良咲子(編集部)