建築家の方が自宅を建てたというので、拝見させて頂きました。芦屋を中心に、300件以上の住宅を設計している方です。ご自宅はどんなだろうと、興味は尽きません。

その家は神戸を一望する丘の上に建っていました。2階はキッチンからテラスまで、ひと続きの空間。実際の広さより、ずっと広がりを感じるのは、横長のリボンウィンドウと、テラスと部屋がガラス一枚で繋がっている効果でしょう。目に止まったのは、大きなテーブルと椅子でした。普通のダイニングテーブルより明らかに低く、68cmしかありません。椅子は36cm。ラウンジチェアより低いくらいです。壁際の作り付けのベンチの高さも、それに合わせてあります。さほど広くはない空間を効果的に使うため、リビングとしての機能を兼ねたダイニングになっているのです。

 ダイニングセットとソファがあるのが当たり前。そんな「インテリアの常識」は疑ってみたほうがいいのでは? 部屋の広さや使い方によって、使いやすい家具も、また家具のサイズも違います。体に服を合わせるように、家も家具も自分サイズを探すことが必要、と改めて思いました。

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【下田結花のブログ】

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