こんにちは。ミモレの川端です。
80歳のヒロイン『傘寿まり子』に続き、今読み始めておくべきマンガをご紹介します。今読み始めておくべきと言いますのは、ドラマ化・映画化が予定されているものや、巻数が少なく追いつきやすいもの、“青田買い”しておくと、続きが読みたくて待ち遠しいワクワク!をリアルタイム体験できるものです。

さて今、私が“激推し”なのが7月13日に1巻目が発売になったばかりの 先生のです。

 

舞台は戦後間もない1951 年の京都。

戦争で夫を亡くした桑乃木いち日(34歳)は、京都の料亭「桑乃木」の長女。ホテルの厨房で勤務するが、料亭「桑乃木」は経営破たん寸前。資金を提供してもらうため、大阪のホテルを経営する家の三男・周(19歳)を婿として迎えることに……。

をミモレ読者の方にオススメしたいポイントを3つご紹介します。

1.ホテルの洋食と京都の料亭の和食、両方味わえる!


敗戦下の日本で欧米化したホテルの厨房の前菜担当として働くヒロイン・いち日(いちか)。京都の料亭の“いろは”とフレンチの基本。それぞれの文化や料理法の違いなどが随所に。

難しいことは抜きにして、出てくるお料理がどれも美味しそう!(夜中に読むのは危険です)。

 『美味しんぼ』的な、美味しいものが人の心を変える、食べた瞬間のリアクションを見る楽しさもあります。

2.二世&女性経営者として男性部下を使う難しさ


は料理マンガでもあり、恋愛マンガでもありますが、ビジネスマンガでもあります。

いち日は京都の老舗料亭「桑乃木」の長女として、お店の再建に立ち上がるのですが、まあそう簡単に部下はついてきません。時代も時代。女だし。34歳だし。ホテル仕込みの西洋かぶれが何言っちゃってんの?って感じです。

そのあたり、どう説得して、実力を発揮していくのか、面白くなりそうなのはこれからです。

3.15歳下の旦那さんは、ニュージェネレーション
 

妹が縁談をすっぽかしたことで急遽、未亡人・いち日にお話が回ってくることに。19歳の周(あまね)は大阪のホテルを経営する家の3男。年の差による価値観や自己表現のジェネレーションギャップも見どころなんですけど、私が注目したのは、大阪の人と京都の人のギャップ。

1巻の中で、周が

「これだから京都人は」とか

「京都はまだ 戦争前みたいですね」

「これだから旧い人間は 今は戦後ですよ」

などと京都人を否定するセリフが随所に出てくるんですが、
いち日が一番カチンとくるのは、ハモを「こんなヘビみたいな気持ち悪い魚を有り難がる京都の人はおかしい」と言い放ったところ。

いち日は、
「京都人のごちそうを馬鹿にされたんはガマンできひん」
と奮起します。

私は両親ともに大阪人で親戚はほぼ関西圏なのですが、関西同士の「うちのごちそうを馬鹿にされたんはガマンできひん」的な反目は、vs東京よりも強いような気がします。

 

そんな風にジェネレーションギャップも、出身地ギャップもありつつ、お家再生には若くて新しい感性はビジネス的にもありがたい。京都の老舗料亭とあれば従業員のプライドもある。「顧客名簿はないんですか?」などと、周くんの指摘はイタイところを突いてきます。

契約結婚と割り切って一つになった二人がこれから恋に発展するのか……恋路も気になるところですが、若い人の意見を立てて、悪しき慣習に立ち向かい、経営を回していかないといけない立場にある大人女性にも、共感ポイントがたくさんあります。

Kiss編集部の協力により、1話無料公開してもらいました。ぜひ次ページよりご一読ください!

 
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