日本舞踊の可能性を…と、日本国内や海外で様々な創作公演が上演されています。

一昨日から始まったを観覧してその迫力に圧倒されました!

観覧当日までフランス国立管弦楽団(小澤征爾指揮)の「歌劇 カルメン」を聴いていました。

もともとビゼーのカルメンには親しみがあったのですが、オペラですし、何よりフランス語。異文化コラボレーションって難しい!と思うことも多く、日本舞踊のカルメンはどういう感じかしら?と思いながら出かけました。

劇場入り口のポスターです。組によって変わるようでした。

幕があいて暗い舞台から音楽とともに演者が浮かび上がる幻想的な演出です。衣裳は着物をベースにした、とても鮮やかな色彩や形のコスチュームでした。日本舞踊家による日本舞踊の舞台なのでセリフもないのですが、物語にぐいぐい引き込まれました。気がつくと1幕目が終わっていた、という感じでした。休憩を挟んで2幕目、1幕目で心情や状況が十分にわかるようになっているため、自分が作品の中の登場人物の一人になったような気持ちになり…あっという間に幕が下りました。

この公演は「ソル組」「ルナ組」に別れていて、同じ演目を別々のキャストで楽しめるようになっています。それぞれの組でカラーや雰囲気が異なり、両組を拝見できたのもおもしろかったです。

原作とは違う物語展開なのですが、見終わったあとで西洋の”死”に対する倫理観と、日本独特の”死”に対するスタンスの異なった部分を違和感なく受け止められたのは舞台の力だなぁとしみじみ感じました。音楽が、クラシックと和の演奏が取り混ぜられていたのも素敵でした。

鷺草の絽の帯を締めました。もう夏ですね。

日本舞踊はなかなか行く機会がないのよね、という方にもぜひご覧いただきたい作品です!

でもいろいろ!